7/6(日)梅雨が明けきらぬ7月初旬、それでも日差しは真夏のよう。
そんな暑さの中、千葉からお越しのご夫婦と一緒に「裏砂漠」へ向かいました。ひんやりとした泉津の森、迫力の地層大切断面、そして島名物べっこう丼。大島の魅力をぐるっと詰め込んだ、濃い一日になりました。
この日は朝から晴れ。風は少なく、じんわりと体にまとわりつくような湿気。
ご夫婦は「せっかくだから裏砂漠に行ってみたい」とのリクエスト。
そこで、まずは大島を代表するジオスポット「裏砂漠」へ向かいました。
裏砂漠:黒い大地と灼熱の空気!?
木々のトンネルを抜けると、草木の少ない黒いスコリアや火山礫(れき)がどこまでも広がるこの景色、まるで地球じゃない星に降り立ったような不思議な感覚です。帽子と水分補給は必須。砂漠だから灼熱か!?と思いきや風も涼しく過ごやすい。ご夫婦も「これはすごい!」と連呼。カメラのシャッターが止まりませんでした。



泉津の切通しと森の道
灼熱の裏砂漠から一転、次に訪れたのは泉津地区。ここでは苔むした切通し道をゆっくり歩きます。
冷んやりとした空気、鳥の声、木漏れ日…。「裏砂漠とは全然違う世界ですね」と、ご夫婦もその対比を楽しんでおられました。まさに大島ならではの“自然が織りなす不思議な風景”。

ランチはローカルグルメ・べっこう丼!
お昼は島の人気メニュー「べっこう丼」を食べていただきたく陽宝丸さんにご案内。青唐辛子の効いた甘辛醤油ダレで漬けた島の魚は、クセになる味。「これ、帰ったら真似したい!」というご主人の言葉に、島民として嬉しくなりました。お土産でべっこう漬けが作れるキットも販売しています。ちなみにべっこう丼が残り2つしかなかったので私は炙りサーモン丼を食べました。

地層大切断面:島の歴史を一望
午後は「地層大切断面」へ。高さおよそ24m、長さ630mの断崖に刻まれた火山の記憶。
ガイドブックで見たことがあるというご夫婦も、実物のスケールに「これは想像以上ですね」と驚かれていました。度重なる噴火の記録を前に、島の時間の深さに触れていただけたようです。次の噴火でまた景色もかわるかも!?

同じ島の中でも、まるで異国のような景色が広がる伊豆大島。今回のご夫婦のように、「せっかく来たからいろいろ見たい」という方には、裏砂漠から地層までめぐる“島まるごと体感ツアー”がぴったりです。
暑い中でも笑顔で歩き、道中でもたくさんのお話をしてくださったお二人、ご参加ありがとうございました!またのご来島をお待ちしております!
ではまた。
かんちゃん
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