秋晴れの三原山を歩く 〜ふるさと村合同トレッキング〜

ガイドログ

11月3日(月)、気持ちのよい秋晴れの空の下、今回は「奥多摩 山のふるさと村」と「大島 海のふるさと村」の合同企画アイランドツアーのガイドを担当しました。自然を通じて交流を深める特別なツアー。天気にも恵まれて終始楽しいツアーとなりました。

山頂口から、火山の世界へ

スタートは三原山山頂口。青い空と黒い溶岩のコントラストが美しく、まさに秋のトレッキング日和。
歩きはじめると、道の両脇には溶岩流が広がり、1986年の噴火の痕跡を間近に観察できます。
岩肌には、溶岩の流れた跡がそのまま残り、地球の力強さを実感。


自然観察をしながら、ゆっくりと登る

火山の荒々しい景観の中にも、命の息吹が感じられます。足元には溶岩の隙間から芽吹いた植物たち。ハチジョウススキやイタドリなど、火山の厳しい環境に適応して生きる姿に、参加者の皆さんも興味津々でした。途中では、木々の間から美しい鳴き声が。なんとウソが近くに現れ、赤い胸元が陽の光に映えてとてもきれいでした。「こんなに近くで見られるなんて!」と歓声が上がります。


火口西展望所へ到着

山頂を目指して進むと、眼前に広がる火口。そしてゴール地点の火口西展望所に到着!
火口の中を覗き込むと、荒々しい岩肌と立ちのぼる噴気が、まるで地球の鼓動のように感じられます。
参加者の皆さんはしばし言葉を失い、そのスケールに圧倒されていました。


振り返りながらの復路

帰り道ではススキが一面に広がる大地や植物の移り変わりを感じながら戻りました。今回は「山のふるさと」と「海のふるさと」がつながる、特別な三原山トレッキング。秋晴れの中で火山の歴史に触れ、植物や野鳥の命を感じる豊かな時間になりました。自然がもたらす恵みとつながりを、これからも一緒に感じていけたらと思います。また大島でお待ちしております!


三原山はすっかり秋景色になりました。

ではまた。

かんちゃん

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