甑島〜今ある人の営みには歴史的繋がりがある〜

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先日視察も兼ねて鹿児島県にある甑島へ行ってきました。まずは甑島読めますか?そして書けますか?たぶんですが甑島という地名以外で使うことはないかと思う漢字。正解は、、、「こしきしま」と読みます。普段は東京の島に住んでますが今回は九州の島へ。日本には沢山離島があるんだなとしみじみ感じました。甑島自体は江戸時代から残る街並みや歴史深い断崖があったりと新しい視点で視察ができました。気づけば地形や島の成り立ちが気になっていてガイド的な目線になってるのかな。今回は島内在住のコーディネーターの方にもガイドやお話を聞きながら島内を巡りました。説明ひとつひとつが丁寧で正確、そして飽きさせない内容にとても勉強になったことなど私自身が刺激を受けたことや感じたことなどを書いていきます。

甑島はどんな島?

ざっくり紹介していきます。甑島は鹿児島がある薩摩半島から西に約30kmの東シナ海に浮かんでいる甑島列島です。上甑島・中甑・下甑と3つの島を総称して甑島列島です。行政区分としては薩摩川内市に属しています。ちなみに薩摩川内市は本島側にある市です。私も1泊ですが川内駅にも宿泊しました。芋焼酎「蔵の神」の看板が各飲食店とあちこちに掲示してありそれが印象的でした。

アクセス

今回は以下の行程で移動しました。1日移動してたのですが飛行機、バス、電車と久しぶりに全て乗ったので飽きずに移動してました。甑島へは高速船もしくはフェリーで渡れます。高速船は約50分なので外の景色を見ていたらあっという間に到着です。船内は自由席なのでいつもジェット船を乗ってる私からしたら不思議な感覚。土曜日ということもあり船内は比較的混んでました。

大島

〜飛行機〜

調布空港

〜電車移動〜

羽田空港

〜飛行機〜

鹿児島空港

〜バスで移動(80分)〜

川内駅

*今回はここで1泊

〜バスで移動(30分)〜

川内港

〜高速船50分〜

\上甑島 里港着/

8,000万年前に島ができた!?

甑島列島内では古くは約8,000万年前の地層が島内では発見されており、元々は大陸の一部で離島ではなかったそうです。そこから地殻変動や断層活動により大陸から切り離されて今の離島になりました。8,000万年前とさらっと言いますが全然イメージがつかない。恐竜がいた時代というとなんとなくイメージできます?さらにイメージしずらいですかね。笑 とにかく古い!というのはわかります。大島は数万年前に火山活動が始まり今の島が形成されています。そう考えるとかなり島としては新しいのがわかりますね。若い島って表現がいいのかもしれないですね。

有名スポット

観光目線でのスポットも紹介していきます。カメラで撮りたくなるスポットも沢山あるのが甑島の魅力だと思います。晴れた日の青い海を撮ったり何気ない街並みを歩いてみたりしても楽しめます。その一部を紹介します。

鹿島断崖

下甑島にある一大観光スポット。目の前に広がる景色は圧巻。景色がいいだけではなくここは約8000万年前の地層が発見された断崖でもあり地質としてもユニークな場所。高さは約150mその名の通り断崖。実は断崖クルーズに乗りたかったのですが当日なんと満席。。。次回はリベンジしたい!

観光船かのこ - 薩摩川内市観光情報
観光船「かのこ」に乗っての鹿島断崖クルージングは、甑島観光の大きな楽しみ

写真は夜萩円山公園からの眺め。近くの駐車場まで車で行きそこから約100段ほどの階段を登った先に待ってます。こういった断崖地形をモチーフにした断崖バーガーもKOSHIKI TERRACEで食べられます。キビナゴのフライとフィッシュフライは絶品!甑島を味わえますよ。

長目の浜展望所

こちらもビュースポットとして有名な場所の一つ。約4km続く海岸のような地形は砂州と呼ばれます。3つの池が眺められるのが特徴です。奥から海鼠(なまこ)池、貝池、鍬崎池とそれぞれ特徴も違います。奥の二つは海水が混ざる汽水湖、手前の鍬崎池は真水となる淡水湖。岩の大きさや隙間からの海水の侵入で少しづつ特徴が違うそうです。実際に砂州へ降りてみると思ったよりも岩が多く砂岩なので割れやすい。

江戸時代の街並みがそのまま残る

里地区の集落は江戸時代に武家が住んでいた地区でもあり今も残る玉石垣が綺麗な街並みです。この石は一つ一つ積まれて石垣になっています。石をうまく積み上げて壁を作っているのですがよくみると三角形の穴が多くありますね、この三角形を作るのが絶妙なバランスだそうです。ただ積み上げるだけではないんですね〜。ちなみに石には男石、女石があるそうです。それを知ってみてみると何だか声が聞こえてきそう。武士が歩いていたと言われてみるとT字路が多かったり家の作りなど理由があるんだなと感じました。

ガイドという仕事の良さ

甑島に行ってみてなんでこんな街並みなんだろう?などを考えるとそこには歴史的背景だったりと繋がり全て理由があって今の景色があるんだと感じました。しかも!その説明がとてもわかりやすくとても抽象化されていました。例えば集落の家が一段下がって作られているのは風を避ける為、それが江戸時代に作られているのでいかに当時から工夫して自然環境と生活していたのかがわかりました。まさに自然と共存というのでしょうか。ただ観光に行くのもビーチが綺麗だったり絶景を見たりともちろん楽しめます。そこに加えてガイドさんの説明を聞くとより楽しめたり視野が広がるのでガイドってほんとにいい仕事だなと考えさせられました。まだまだ私も視野を広げないと!

おまけ

甑ミュージアム恐竜化石等準備室 
中甑と下甑を繋ぐ甑大橋
江戸時代の家作りが残るオソノベーカリー
白い砂浜と青い海

ではまた。

かんちゃん

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