2025年も残すところあと2日。12月30日とは思えないほどポカポカとした陽気に恵まれた、素敵なバードウォッチングツアーの様子をお届けします。本日ご案内したのは、小学3年生の息子さんとご両親の仲良し3名様ファミリーです!

今回の舞台は、緑豊かな「大島公園」から、ダイナミックな景観が続く「海岸遊歩道」へと続くルートです。双眼鏡を片手に、生き物たちの気配を探しながら、ゆっくりと時間をかけて散策しました。
森の中の「宝探し」
まずは大島公園の森へ。一歩足を踏み入れると、冬でも青々とした常緑樹の葉が太陽に透けて輝いています。野鳥との出会い、 「あ!あそこに何かいる!」と真っ先に気づいたのは、小学3年生の息子さん。鳴き声を頼りに、メジロやヒヨドリ、そして大島を象徴する「カラスバト」の姿を追いかけました。時には立ち止まり図鑑で確認しながら観察することでより野鳥についても知ることができました。



潮風を感じる海岸遊歩道
森を抜けると、目の前には真っ青な太平洋が広がります。少し海岸線にも立ち寄り観察。上空にはミサゴやトビなどの猛禽類を多く確認。海を眺めていると海亀も発見!鳥だけでなくカメも観察できてみんなで大興奮でした。
溶岩が作った「ジオ」の景色。海岸線では、森とはガラリと変わる景色に皆さん驚かれていました。ゴツゴツとした真っ黒な溶岩の上を歩きながら、岩の隙間にたくましく根を張る海辺の植物たちを観察。




今回確認できた野鳥たち。
ヒヨドリ・ミサゴ・メジロ・アオジ・トビ・オオミズナギドリ・カラスバト・シロハラ・ノスリ・ハクセキレイ・ハイタカ・ヤマガラ・モズ・ウグイス 全14種
今日は本当に暖かく、防寒着を脱いで歩けるほど。年末の忙しさを忘れて、自然のペースに合わせて歩く贅沢な一日でした。
特に、息子さんの鋭い観察眼には驚かされました!鳥の小さな動きを見つけるだけでなく、植物の芽吹きや溶岩の質感など、五感のすべてを使って大島を楽しんでくれている様子を見て、ガイドの私も改めてこの島の自然の豊かさを教えられた気がします。またぜひバードウォッチングに訪れてください!
冬は空気が澄んで、遠くの景色や鳥たちの姿がとてもきれいに見える季節です。「この冬休みに、子どもと一緒に自然観察をしてみたい!」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ではまた。
かんちゃん




コメント