Volcano Lover’s Oshima Tour

ガイドログ

English follows

12月9日(火)、空気が澄みきった冬晴れの朝。この日はカナダからお越しの女性を、英語でご案内する1日ツアーでした。気温は意外と暖かく景色はすっきりと見渡せ、火山の表情を楽しむには最高のコンディション。

ご案内したのは裏砂漠、三原山、そして地層大切断面へと、大島の“火山の歴史そのもの”をたどるルートで巡りました。


まずは裏砂漠へ──圧倒的な景観の中へ踏み込む

最初の目的地は、島の中でも人気の高い 裏砂漠。この日はまさに “これ以上ない” と言える素晴らしい景色が広がっていました。黒いくて遠くまで続く荒涼とした大地。冬の澄んだ空気の中で見る裏砂漠は、とにかく壮大。写真を撮る手が止まらない様子で、ゆっくり歩きながら景色を堪能していただきました。


三原山トレッキング──火口をめぐるダイナミックな時間

続いては大島の象徴三原山へ。溶岩流に触れたりしながら山頂まで歩いていきました。パホイホイ溶岩とアア溶岩の違いがしっくりきて楽しんでもらえました。神社では参拝の仕方を教えたので早速試してみたりと日本ならではの文化も少し体験してもらえました。

その後はそのままお鉢巡りへ。火口壁のスケール感、溶岩の質感、植物の再生の様子など、“生きている火山” の息づかいを感じるルートです。火口の縁を歩きながら、地層の違い、風の強さ、火山由来の地形などを英語で解説すると、冬の光に照らされた三原山は、とてもクリアで迫力満点。歩いた距離以上に、記憶に残る時間だったと思います。


地層大切断面で締めくくり──縞々の断層が語る島の歴史

最後に訪れたのは 地層大切断面。火山灰の層、噴火のリズム、時間の積み重なりを解説すると、
お客様はじっくりと眺めながら写真を撮り続けていました。

火山に惹かれる

裏砂漠の圧倒的な景観、三原山の力強い火山風景、そして地層大切断面で感じる大地の時間。冬晴れの澄んだ空気が、すべての景色を一段と引き立ててくれた一日でした。移動中にカナダの生活なども聞くことができまた行きたい国が増えました。「大島は世界に誇れる火山島だ」と実感していただけたようで、とても嬉しいツアーになりました。


I guided a volcano-loving guest from Canada on a clear winter day. We explored Ura-sabaku desert, Mt. Mihara (including the crater rim), and the great cut.

Ura-sabaku offered perfect views, tour began at Ura-sabaku, is the only desert in Japan created entirely by volcanic activity.The view was absolutely at its best—endless black sand, sharp lava slopes, and a vast open horizon.

Next, we headed up to Mt. Mihara, the active volcano at the heart of the island.
We reached the summit and continued onto the crater rim trail, where the scale of the crater and the texture of the lava flows could be seen up close.As we walked along the rim, I explained the eruptive history, the types of lava, and the signs of ongoing volcanic activity.

Mt. Mihara showed active volcanic landscapes, and the great road cut highlighted Oshima’s layered eruption history. A short but unforgettable volcanic adventure. It was really fun tour for me and hope to enjoy the volcanic time.

ではまた。 See you on next tour!

かんちゃん

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