秋の陽光とともに楽しむ野鳥観察会

ガイドログ

11/8(土)、朝からときどき晴れ間が差し込む、心地よいお天気。この日はぶらっとハウス周辺を、約3時間かけてゆっくり歩きながら、野鳥をはじめ生き物や植物を観察するフィールドワークを行いました。秋らしい柔らかな空気の中、のびのびとした時間が流れる観察会となりました。


まずはゆったりフィールドへ

歩き出してすぐに、林から海沿いへと環境が変わるぶらっとハウス周辺ならではの、「雑木林 × 草地 × 海辺」の多様な生息環境が広がります。そのおかげで観察できる鳥種も多く、さまざまな声や動きを感じながらの散策となりました。


鳥だけじゃない、秋の生き物たち

今回は野鳥だけでなく、他の生き物もいろいろ出会えました。

木の枝にそっと身を潜める ナナフシ、緑のナナフシは大島ではレアなので見つけられてラッキー!鋭い葉が力強い キミガヨラン、さらに足元には季節の草花や実をつけた植物も広がり、参加者の皆さんからは「鳥以外にもこんなに見られて楽しい!!!」と驚きの声も。火山島ならではの環境が育む多様な生物を、じっくり眺めることができました。

参加者に生物学者の方もいたので大島の植物解説もしていただきました。シマクサギとクサギの差は花の長さ!大島にはシマクサギはいないなどそんな話も聞けてとても学びの深い時間にもなりました。島ならではの植物は非常に興味深いですね。


今回観察できた野鳥たち(全28種)

3時間の散策で、なんと 28種類 の野鳥を確認することができました。

ハシブトガラス・ハシボソガラス・トビ・オオタカ・アオサギ・キジ・コジュケイ・ハクセキレイ・タヒバリ・ヒバリ・スズメ・カワラヒワ・アトリ・シメ・ホオジロ・ウソ・セッカ・ウグイス・ヒヨドリ・メジロ・モズ・イソシギ・イソヒヨドリ・キジバト・カモメ類・ジョウビタキ

草地、海辺と環境が変わるたびに鳥の種類も移り変わり、観察会としても充実した内容になりました。


火山島ならではの生き物

3時間のゆっくりとしたフィールド散策で、多様な秋の生き物と野鳥たちに出会えた今回の観察会。
参加者のみなさんと一緒に、耳を澄まし、目を凝らしながら歩くことで、大島の自然の豊かさをあらためて実感するひとときとなりました。特に歩いた地域は古い火山跡が残る地形。そういった背景を元に歩いてみるのも地域のことを知れるのでいいですね。秋の野鳥観察はこれからが本番。また季節の移り変わりとともに、新たな出会いを楽しみにご案内していきたいと思います。

12月の探鳥会は12/14(日)になります!
また、三原山に毎年来るハギマシコを見に行く会も企画しますのでぜひご参加ください〜

ではまた。

かんちゃん

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