かつての記憶と地図を頼りに

ガイドログ

2/2(金)に赤色立体地図の発明者でもある千葉達郎先生によるガイドスキルアップ研修も兼ねたフィールドワークに参加しました。当日は日差しがあまり出なく寒かったですが先生のとてもわかりやすく聞いていて飽きない話術に終始夢中になりとても学びのある時間でした。

集合して先生から「今日は地割れを探しに行きます!」との一言でスタート。それと赤色立体地図を頼りにフィールドには向かいました。open hinataのサイトの赤色立体地図を利用しながらなのですがスマフォだと少し重くて見えずらいので後日パソコンでもゆっくりみました。 伊豆大島の赤色立体地図も載せておきます。上から見ると地形がよくわかりますね。谷や崖などの高低差があるほど色が濃くなっているのがわかります。

千葉先生は1986年噴火11月21日の割れ目火口の際にはB火口列まですぐの場所で調査をしていたそうです。そんな調査をしていた最中噴火が始まり、その噴火の直前には謎の地割れを発見し、本当に間近で噴火に直面したそうです。それを37年の時を経てまた見たいな〜という思いを話してくださいました。その少年のような冒険心とわくわくしている様子をみていてこちらもぜひ発見したくなりました!探索場所は主に安永噴火跡の丘たちを東に乗り越えて進んだ先ということであまり行ったことのない場所だったのでとても楽しく巡りました。

開始してすぐに遊歩道から見える植物のあまり生えていない場所へ寄り道。
不思議なくぼみを発見しそれを地図で見ると並んでいたりするので実際に見えている景色を地図で俯瞰して見たりすると謎がとけたりヒントを得られることが多かったです。

いざ安永噴火跡の奥へ!かわいいパホイホイ溶岩跡やさらに進んでいくと途中で火山弾などの解説もしていただきながらふむふむとなるような知識も教えてくださいました。とくにリボン状火山弾などは自然が生み出す芸術だなと見ていて感動していました。レーザー光線アプリでその場でスキャンして3Dにしていたのには驚きでした。そんなアプリが今はあるんですね〜〜。2色のスコリアを芯チョコという表現も素敵ですね。

ここかもしれないと場所を特定できみんなで手分けして地割れを探しました。
何だか宝探しみたいでおもしろかったです。残念ながら当時見つけた地割れは無かったですが最後は幻のB9火口へ案内してくださいました。

たっぷりと3時間歩き新たな発見や物事を見る新たな視点が学べとても有意義な時間でした。
何より千葉先生の解説がおもしろくついつい惹き込まれてしまうのが印象的でした。
千葉先生、貴重な機会と楽しい時間をありがとうございました!

ではまた。
かんちゃん

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